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・緑 潤 

ゴルフ場のグリーンから発想は始まり、葺き替えた瓦を再利用したサステナビリティな緑潤。 住宅の外構・ビル屋上緑化などあらゆるシーンで環境緑化に貢献させて頂いております。
始まりは、キーパーさんとの会話からでした。 「猛暑の影響を受けても芝が枯れることなく、日本の気候に適した新しい資材は無いものか…。」
その声をヒントに、研究は滋賀県立大学の岩間准教授と共に進められ、確かな実験データを元に緑潤が誕生しました。 これまでにない高い排水性と保水性を兼ね備えたこの資材は、地中の水分を保ち、温度を下げる効果を生みます。 そしてその効果は、猛暑の環境でもダメージを受けることなく健康な芝を育成することが可能となりました。 さらにコスト面でもその優秀さは保証され、独自の生産方法で出荷される緑潤は、各地のゴルフ場の景観を美しく保ち続けています。
GPサンド導入事例

導入事例

導入事例

導入事例

導入事例一覧

赤外線水分計 ( MOC-120H )
緑 潤 含水量の評価

多用途展開のため緑潤の含水量について調べます。含水量とは、緑潤粒子の周りに付着する水と緑潤粒子の内部に侵入する水の合計とします。
まずは、両方の水の総量を、水分計を用いて調べます。

  • 実験方法

各種大きさの緑潤を水(脱イオン水)に浸漬し、GPサンド中に存在する気孔(open  pre)に水を導入します。3 日室温で静置後、湿潤した緑潤をふるいの上に移動し、余剰な水を取り除きました。上記処理により、緑潤が保水できない水分が、ふるいの下から排出されます。得られた緑潤湿潤体を、赤外線水分計(MOC-120H) を用いて、水分率を測定し、含水量を評価しました。

緑 潤 含水量 ( mass % )
1003 37.8
1510 34.4
2515 28.8
3525 24.9
 
  • 実験結果(結果の説明)

含水量の意味 :
粒子径の一番大きな3525の含水量は、緑潤湿潤体100gを乾燥させ、24.9gの重量減少となったことから、含水量24.9mass%としました。乾燥後の緑潤の重量は、75.1gとなりました。
・緑潤の大きさと含水量との相関粒子の周りに付着していた水と、粒子の内部に侵入していた水の総量が含水量となります。緑潤の粒子径が小さくなると、含水量が高くなる傾向を示しました。粒子径が小さくなると、粒子の表面積が増大します。その結果、粒子表面に保持される水分が増加するため、粒子の小さい緑潤の含水量が多くなる傾向を示したと考察されます。

  • 実験結果
瓦の破片の気孔率及び吸水率(%)を以下の表に示す。
 気孔率, (vol%)吸水率(%)
瓦の破片22.111.3 ←気孔円部の水分
※吸水率(%)=(飽水質量ー乾燥質量)/乾燥質量*100
緑 潤に含まれる気孔が含水量に与える影響
緑潤は、一般的な砂利(緻密質)と異なり、内部に気孔を有する多孔質な材料です。この気孔が、高い含水量を示す要因と推察されます。そこで、材料中に含まれる気孔の量について評価しました。
  • 実験方法
緑潤を得る前の前駆体(粉砕前の瓦の破片、数cm 角)を、水中重量法(アルキメデス法)を用いて 評価しました。 ※水中重量法の参考JISJIS R1634 ファインセラミックスの焼結体密度・開気孔率の測定方法 ※JIS R2205 耐火れんがの見掛気孔率 ・ 吸水率·比重の測定方法

瓦の破片の平均気孔率は22.1 %であり、平均吸水率は11.3 %でした。これは、乾燥した瓦の破片100gに対して、11.3gの水を気孔内部に含有することを意味します。緑潤を同様に計算すると、乾燥した緑潤・100gに対して、33.3gの水を含有することを意味します。よって、緑潤が含有する水のおおよそ11gが内部に、22gが粒子表面に存在することになります
粒子径が同じであれば、同様の量の水が粒子表面に保持されると仮定すると一般的な砂利(緻密質)100gが含水できる水の量は、22gと仮定できます。(表面の付着水)よって、緑潤は、同様の粒子径の一般的な砂利(緻密質)に対して、約1.5倍の含水量を示すと言えます。(33/22= 1.5)

実験結果から緑潤は、外構の用途に適した材料!

緑潤は、瓦を粉砕して得られることから、多孔質です。緑潤の含水量は、粒子径が小さくなるに従い高い値を示しました。粒子径の大きな緑潤3525の含水量は、約25%でした。緑潤前駆体である瓦の破片を分析した結果、平均気孔率が22.1% 、吸水率11.1%でした。含水させた緑潤3525の水の1/3が気孔内部に、2/3が粒子表面に存在することが分かりました。緑潤3525は、材料中に存在する気孔により、緻密質な材料と比較して、約1.5倍大きな含水量を示すことが分かりました。
以上のことから、緑潤は他の緻密な材料と比較して、水分を保持できる能力が高く、水分の保持が求められる外構の用途に適した材料と考えられます。

芝の育成状況の比較

緑潤、天然砂の2種類を用いて実際に芝生を育成した比較写真です。 植え付け後1年後のデータですが、緑潤のほうが大きく根が発達し、青々とした芝生が生えているのがわかります。

地中水分量・地中温度の比較

本来グリーンに使用されている芝は、高温多湿に耐え日本の気候に適している種ですが、近年の猛暑では深刻なダメージを受け、芝生が枯れてしまうというゴルフ場も見受けられました。緑潤が持つ高い排水性と保水性は、地中の水分を保ち、温度を下げる効果が得られますので、猛暑の影響を受けにくく、健康な芝を育成することが出来ます。

緑 潤の特徴
土より軽く、かたまりにくい

緑潤は高い透水性と軽さにより、土と混ぜた際もかたまりにくい特性があるなど、植物の成長を促進し、作物の収量や品質を向上させるための素材として、幅広い分野で効果が期待できます。

アルカリpH8.5により、酸性土壌の中和が可能

緑潤は、アルカリpH8.5であるため、既存の土壌に混ぜ込むことで、酸性土壌を中和できるという特性を持っています。また、構成成分は、二酸化ケイ素66%であるほか、酸化ナトリウム、酸化マグネシウム、酸化カリウム、酸カルシウムなどであることも特徴です。

消臭・衛生効果

緑潤は水はけが良く、細菌の繁殖を抑制することができ、衛生面でも効果的です。また、緑潤を使用し、芝生を植え変えれば、犬の尿(pH5~6程度の弱酸性)はアルカリ性へと中和され、ケイ酸とアンモニアが吸着し脱臭効果を発揮します。馬舎など動物のいる環境にも同様の効果があります。

DATA

滋賀県立大学 岩間准教授の協力を経て、天然砂との比較データを採取しました。その結果、緑潤は多孔質で保水性・透水性も良く、芝の育成に優れているとの研究結果が出ました。更に、耐踏圧性測定でも踏み硬めによる変化の影響がないことも試験済みです。

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緑潤、天然砂の2種類の試験で透水試験、保水性試験、粒度試験を行いました。緑潤の排水能力は天然砂と同等以上であり、更に保水能力も天然砂の1.5倍の能力があることが判明しました。
                    滋賀県立大学 岩間准教授より


リボサンド

特許取得商品
緑潤と同じ製法でつくられる上位商品となるリボサンド。
粗粒率を揃え、用途に応じて使い分けられる商品です。

リボサンド1003
サイズ1.0mm~0.3mm
粗粒率2.35%
微粒子率8.93%
保水性非常に高い
水はけ性高い
リボサンド1510
サイズ1.5mm~1.0mm
粗粒率2.68%
微粒子率0%
保水性非常に高い
水はけ性高い
リボサンド2515
サイズ2.5mm~1.5mm
粗粒率3.95%
微粒子率0%
保水性高い
水はけ性非常に高い

・リボサンド ( 特許取得 )

ゴルフ場のグリーンから発想は始まり、葺き替えた瓦を再利用したサステナビリティなリボサンド。
住宅の外構・ビル屋上緑化などあらゆるシーンで環境緑化に貢献させて頂いております。 

始まりは、キーパーさんとの会話からでした。 「猛暑の影響を受けても芝が枯れることなく、日本の気候に適した新しい資材は無いものか…。」 その声をヒントに、研究は滋賀県立大学の岩間准教授と共に進められ、確かな実験データを元にリボサンドが誕生しました。 これまでにない高い排水性と保水性を兼ね備えたこの資材は、地中の水分を保ち、温度を下げる効果を生みます。 そしてその効果は、猛暑の環境でもダメージを受けることなく健康な芝を育成することが可能となりました。 さらにコスト面でもその優秀さは保証され、独自の生産方法で出荷されるリボサンドは、各地のゴルフ場の景観を美しく保ち続けています。
リボサンド1003
サイズ1.0mm~0.3mm
粗粒率2.35%
微粒子率8.93%
保水性非常に高い
水はけ性高い
リボサンド1510
サイズ1.5mm~1.0mm
粗粒率2.68%
微粒子率0%
保水性非常に高い
水はけ性高い
リボサンド2515
サイズ2.5mm~1.5mm
粗粒率3.95%
微粒子率0%
保水性高い
水はけ性非常に高い
赤外線水分計 ( MOC-120H )
リボサンド含水量の評価

多用途展開のためリボサンドの含水量について調べます。含水量とは、リボサンド粒子の周りに付着する水とリボサンド粒子の内部に侵入する水の合計とします。
まずは、両方の水の総量を、水分計を用いて調べます。

  • 実験方法

各種大きさのリボサンドを水(脱イオン水)に浸漬し、リボサンド中に存在する気孔(open  pre)に水を導入します。3 日室温で静置後、湿潤したリボサンドをふるいの上に移動し、余剰な水を取り除きました。上記処理により、リボサンドが保水できない水分が、ふるいの下から排出されます。得られたリボサンド湿潤体を、赤外線水分計(MOC-120H) を用いて、水分率を測定し、含水量を評価しました。

リボサンド 含水量 ( mass % )
1003 37.8
1510 34.4
2515 28.8
3525 24.9
 
  • 実験結果(結果の説明)
含水量の意味 :
粒子径の一番大きな3525の含水量は、リボサンド湿潤体100gを乾燥させ、24.9gの重量減少となったことから、含水量24.9mass%としました。乾燥後のリボサンドの重量は、75.1gとなりました。
・リボサンドの大きさと含水量との相関粒子の周りに付着していた水と、粒子の内部に侵入していた水の総量が含水量となります。リボサンドの粒子径が小さくなると、含水量が高くなる傾向を示しました。粒子径が小さくなると、粒子の表面積が増大します。その結果、粒子表面に保持される水分が増加するため、粒子の小さいリボサンドの含水量が多くなる傾向を示したと考察されます。
  • 実験結果
瓦の破片の気孔率及び吸水率(%)を以下の表に示す。
 気孔率, (vol%)吸水率(%)
瓦の破片22.111.3 ←気孔円部の水分
※吸水率(%)=(飽水質量ー乾燥質量)/乾燥質量*100
リボサンド中に含まれる気孔が含水量に与える影響
リボサンドは、一般的な砂利(緻密質)と異なり、内部に気孔を有する多孔質な材料です。この気孔が、高い含水量を示す要因と推察されます。 そこで、材料中に含まれる気孔の量について評価しました。
  • 実験方法
リボサンドを得る前の前駆体(粉砕前の瓦の破片、数cm 角)を、水中重量法(アルキメデス法)を用いて
評価しました。
※水中重量法の参考JISJIS R1634 ファインセラミックスの焼結体密度・開気孔率の測定方法
※JIS R2205 耐火れんがの見掛気孔率 ・ 吸水率·比重の測定方法
瓦の破片の平均気孔率は22.1 %であり、平均吸水率は11.3 %でした。これは、乾燥した瓦の破片100gに対して、11.3gの水を気孔内部に含有することを意味します。 リボサンド3525を同様に計算すると、乾燥したリボサンド3525・100gに対して、33.3gの水を含有することを意味します。よって、リボサンド3525が含有する水のおおよそ11gが内部に、22gが粒子表面に存在することになります 粒子径が同じであれば、同様の量の水が粒子表面に保持されると仮定すると一般的な砂利(緻密質)100gが含水できる水の量は、22gと仮定できます。(表面の付着水)よって、リボサンド3525 は、同様の粒子径の一般的な砂利(緻密質)に対して、約1.5倍の含水量を示すと言えます。(33/22= 1.5)
実験結果からリボサンドは、外構の用途に適した材料!

リボサンドは、瓦を粉砕して得られることから、多孔質です。リボサンドの含水量は、粒子径が小さくなるに従い高い値を示しました。
粒子径の大きなリボサンド3525の含水量は、約25%でした。リボサンド前駆体である瓦の破片を分析した結果、平均気孔率が22.1% 、吸水率11.1%でした。含水させたリボサンド3525の水の1/3が気孔内部に、2/3が粒子表面に存在することが分かりました。リボサンド3525は、材料中に存在する気孔により、緻密質な材料と比較して、約1.5倍大きな含水量を示すことが分かりました。
以上のことから、リボサンドは他の緻密な材料と比較して、水分を保持できる能力が高く、水分の保持が求められる外構の用途に適した材料と考えられます。

芝の育成状況の比較

リボサンド、天然砂の2種類を用いて実際に芝生を育成した比較写真です。 植え付け後1年後のデータですが、リボサンドのほうが大きく根が発達し、青々とした芝生が生えているのがわかります。

地中水分量・地中温度の比較

本来グリーンに使用されている芝は、高温多湿に耐え日本の気候に適している種ですが、近年の猛暑では深刻なダメージを受け、芝生が枯れてしまうというゴルフ場も見受けられました。 リボサンドが持つ高い排水性と保水性は、地中の水分を保ち、温度を下げる効果が得られますので、猛暑の影響を受けにくく、健康な芝を育成することが出来ます。

ReboSand製造設備

DATA

滋賀県立大学 岩間准教授の協力を経て、天然砂との比較データを採取しました。 その結果、リボサンドは多孔質で保水性・透水性も良く、芝の育成に優れているとの研究結果が出ました。 更に、耐踏圧性測定でも踏み硬めによる変化の影響がないことも試験済みです。

PDF ダウンロード

リボサンド、天然砂の2種類の試験で透水試験、保水性試験、粒度試験を行いました。リボサンドの排水能力は天然砂と同等以上であり、更に保水能力も天然砂の1.5倍の能力があることが判明しました。
                     滋賀県立大学 岩間准教授より

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